本日のマザーズ先物は、25日線水準がいったん上値メドとして意識される展開となりそうだ。FOMC通過後の円安進行などの外部環境から主力処の底堅さが想定され、マザーズ先物でも値幅取りの商いが増える場面があろう。物色としては、東京ゲームショウなどのイベント開催受けて、調整が強まっていたマザーズ時価総額上位銘柄の多いゲーム株への買い戻される場面も期待される。一方で、前日の米国市場において、成長期待の高いとされるハイテク株が売られたことなどは懸念材料となりやすく、こちらはマザーズ先物の上値を抑える要因になりやすい。また、足元のマザーズ先物の上昇を受けて、リテールフローの利食い売りの動きが一気に強まる局面には注意が必要である。これを踏まえると、底堅い推移が期待されるものの、積極的な上値追いの展開にはなりにくく、25日線が上値抵抗線として意識されそうである。本日の上値メドは1055pt、下値メドは1030ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:25日線近辺での推移に