11時00分現在の日経平均株価は19424.58円(前週末比28.03円安)で推移している。本日は買い戻しの動きが先行して49円高からスタートしたが、注目された米金融・経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が年内の追加利上げについて言及せず、円相場が1ドル=109円台前半まで上昇していることが重しとなっている。また、ロンドン市場が休場のため積極的な売買は手控えられているとの見方もあり、日経平均は小幅安水準でのもみ合いが続いている。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>などがさえない。ソニー<6758>が小安く、SUBARU<7270>は2%超の下落。また、オカモト<5122>、石川製<6208>のほか、米国へのスポンジチタン輸出についてアンチダンピング調査手続の申立がなされたと発表した邦チタニウム<5727>や大阪チタ<5726>が東証1部下落率上位に顔を出している。一方、売買代金トップの任天堂<7974>が2%近く上昇しており、キーエンス<6861>や東宝<9602>は小じっかり。PD<4587>は2%高で推移している。また、第3四半期決算が市場予想を上回ったH.I.S.<9603>が商いを伴って急伸し、鳥貴族<3193>やオープンドア<3926>とともに東証1部上昇率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は小幅反落、鳥貴族やH.I.S.が上昇率上位にランクイン