17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円27銭から109円45銭まで下落し109円57銭で引けた。良好な米国の雇用や製造業関連指標を好感して一時ドル買いが強まった。その後、後に否定されるが国家経済会議(NEC)のコーン委員長が辞任するとの噂、スペイン、バルセロナでのテロを警戒したリスク回避の動きに拍車がかかり、ドル売り・円買いが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1682ドルから1.1754ドルまで上昇し1.1724ドルで引けた。リスク警戒感の上昇に加え、カプラン米ダラス連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のハト派発言を受けた米債利回りの低下に伴うドル売りが強まった。
ユーロ・円は、129円16銭から128円34銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2864ドルから1.2899ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは、0.9688フランから0.9606フランへ下落した。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:トランプ政権に対する信認低下やテロ警戒でドル反落