12日のマザーズ先物は、こう着感の強い相場全体の地合いのなか、やや中小型株物色が強まる場面もありそうだ。225先物など主力処は、イエレン議長の議会証言や4-6月期企業決算を控えてこう着感が強いなか、米政権の「ロシアゲート」問題やオバマケア代替法案の成立期待など強弱材料が入り交じり、模様眺めムードが強まりやすいだろう。そんななかで、引き続き2万円固めで底堅さの確認できる相場展開となった場合、前日に引き続いて値動きへの期待感から中小型株物色の流れとなり、マザーズ先物が強含む場面がありそうだ。一方で、直近でマザーズ先物は3日続伸していることもあり、資金の逃げ足が早い分、利食い売りの流れには注意しておきたいところである。本日のマザーズ先物の上値メドは1180pt、下値メドは1140ptとする。

個別では、足元で復調の兆しを見せているゲーム株のなかでも、マザーズ時価総額上位のミクシィ<2121>が前日に引き続き底堅い動きをみせ、投資家心理を支えるかどうかに注目している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:こう着感の強い地合いのなか、中小型株へ資金シフトか