30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円86銭から112円60銭へ上昇して112円43銭で引けた。米6月シカゴ購買部協会景気指数が3年ぶり高水準に達したほか、5月個人所得が予想を上回ったため米債利回りが上昇、ドル買いに拍車がかかった。また、月末、四半期末需要と見られるドルの実需買いも目立った。

ユーロ・ドルは、1.1428ドルから1.1396ドルまで下落し1.1420ドルで引けた。ロンドンフィキシングに向けて月末要因と見られるユーロ売りが強まった。ユーロ・円は、127円68銭から128円60銭へ上昇。原油高、株高を好感しリスク選好の円売りに拍車がかかった。ポンド・ドルは、1.2946ドルへ下落後、1.3028ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9562フランへ下落後、0.9598フランへ上昇した。



<MT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米シカゴPMIが3年ぶり高水準、米債利回り上昇でドル高、112.60円/1.1392ドル