シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、日経平均は前日の下落部分を吸収することになろう。昨日はハイテクが利食いに押される一方で、金融や自動車、素材関連の上昇によってリバランスが進む格好。ただし、さすがにハイテクが利食いに向かう格好となると、個人のセンチメントに影響を与え、中小型株の利食いにつながってしまっていた。

米国同様、金融セクターのリバウンドのほか、ハイテク株への買い戻しが見られるようだと、センチメントを明るくさせよう。また、中小型株では利食いの流れが強まってきたゲーム株の動向が注目されそうだ。昨日のゲーム株は久しぶりに大幅な調整をみせていたが、ここからさらに利食いの流れが強まるのか、若しくは押し目拾いのタイミングとなるのかが注目される。

その他、強気格付けや格上げ等が観測されているところでは、日産自<7201>、スズキ<7269>、第一三共<4568>、太陽誘電<6976>、トリドール<3397>、日医工<4541>、トランスコスモス<9715>、日東電<6988>が注目される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:金融セクターのリバウンドやハイテク株買い戻し見られるか、ゲーム株動向に注目