26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は14.79ドル高の21409.55、ナスダックは18.10ポイント安の6247.15で取引を終了した。5月耐久財受注が予想以上の落ち込みとなり長期金利が低下。朝方、一時的に連銀の金融正常化プロセスのペースが鈍化するとの見方で買われる場面もあったが、その後は通信や公益関連などディフェンシブ銘柄が選好され上値の重い展開となった。イタリアの銀行救済を受けて金融セクターも概ね底堅い動きとなった。セクター別では、食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。

レンタカーのエービス・バジェット(CAR)は、アルファベット(GOOGL)傘下ウェイモ社と自動運転車の整備を行う契約を結んだことが明らかとなり急騰。また、同業のハーツ・グローバル(HTZ)は、アップル(AAPL)が開発する自動運転車向けに車両を貸し出していることが明らかとなり上昇。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は、一部アナリストがアマゾン(AMZN)の食品スーパー買収への反応は過剰であり、業績への影響は軽微との見方を示し上昇。一方で出前注文サービスのグラブハブ(GRUB)は、モルガン・スタンレーによる投資判断引き下げで下落した。

スイスの食品大手ネッスルに対して、ダニエル・ローブ氏率いる大手ヘッジファンドのサードポイントが35億ドル相当の同社株を取得し、様々な経営改革を要求していることが明らかとなった。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ14ドル高、5月耐久財受注の落ち込み受け売り買い交錯