26日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。国内では株主総会シーズンとなるなか、機関投資家は動きづらい状況である。7月2日には都議会議員選挙の投開票となる。先週、安倍内閣の支持率が49%に急落し、自民党の支持率も40%に下がった。自民党の苦戦は織り込みつつあるだろうが、予想以上に苦戦した場合、安倍首相の政策基盤が揺らぐ可能性も考えられ、世論調査などメディア報道に振らされやすくなりそうだ。

物色対象についてはゲーム株への循環物色が依然として活発であるが、ここにきてバイオ株への物色も目立つ。相対的に出遅れ感があるため、過熱警戒感が高まっている銘柄等から出遅れ、低位、割安といった銘柄への資金シフトも意識されやすいと考えられる。また、日経平均は足元でこう着感の強い相場展開から、目先調整色が強まる展開が意識されやすいが、中期トレンドは依然として強い形状であることは意識しておきたい。

個別では強気格付けや格上げが観測されているところでは、JSP<7942>、鈴茂器工<6405>タケエイ<2151>、シャープ<6753>、フタバ<7241>、武蔵精密<7220>、コメ兵<2780>、マクドナルド<2702>、JACR(2124>が注目される。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:都議会選挙見極めでこう着感継続か、バイオ株への物色目立つ