11時00分現在の日経平均株価は20100.03円(前日比240.00円高)で推移している。1日の米国市場でNYダウは135ドル高となった。5月ADP雇用統計が市場予想を上回ったほか、米国債利回りの上昇や新車販売台数の減少に歯止めがかかったことも好感された。円相場は1ドル=111円台半ばまで下落し、本日の日経平均はこうした流れを受けて110円高からスタートした。寄り付き後も上げ幅を広げ、15年12月以来となる2万円台を回復した。その後は20104.03円(同244.00円高)まで上昇する場面があった。

個別では、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、SUBARU<7270>が3%超、野村<8604>が4%超の上昇で推移しているほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>などその他売買代金上位も全般しっかり。三菱電<6503>は準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ成功もあり5%高。また、enish<3667>がストップ高水準まで買われ、東証1部上昇率トップとなっている。一方、活況が続いていたエムアップ<3661>が買い一巡後に急反落しているほか、NTT<9432>やJT<2914>もさえない。また、伊藤園<2593>が決算を受けて大きく売られ、アルファCo<3434>やBガレジ<3180>などとともに東証1部下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時00分時点の日経平均は大幅続伸、上げ幅を広げ20100円台乗せ