31日午前の東京市場でドル・円は110円90銭台で推移。ドルは110円75銭まで下げたが、5月の中国製造業PMIが市場予想を上回ったことや非製造業PMIは4月実績を上回ったことから、一時111円00銭まで買われた。ただし、クロス円取引に絡んだ円買いの興味は残されていることや具体的なドル買い材料は少ないことから、ドルが111円をしっかりと上回ることは難しいとの声が聞かれている。ここまでのドル・円の取引レンジは110円75銭から111円00銭。
・ユーロ・円は、123円73銭から124円08銭で推移
・ユーロ・ドルは、1.1170ドルから1.1190ドルで推移

■今後のポイント
・110円台前半で顧客筋、短期筋などのドル買い興味
・1ドル=115円水準で輸出企業などのドル売り予約増加

・NY原油先物(時間外取引):高値49.71ドル 安値49.36ドル 直近値49.45ドル



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル下げ渋りも111円台定着は難しいとの見方