11時05分現在の日経平均株価は19704.26円(前日比90.97円高)で推移している。23日の米国市場では、トランプ政権が2018会計年度の予算を発表したことなどから、債券利回りの上昇に伴って金融株などが買われ、NYダウは43ドル高となった。為替相場も1ドル=111円台後半まで円安方向に振れ、本日の日経平均はこうした流れを受けて164円高からスタートした。しかし、本日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を見極めたいとの思惑もあり、朝高後は上値の重い展開となっている。

個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、JT<2914>、三井住友<8316>などが堅調。売買代金上位ではVテク<7717>や東芝<6502>の上げが目立つ。Vテクは大手パネルメーカーからの大口受注を発表し、東芝は米ウエスタンデジタルのトップと再会談すると報じられている。また、デジアーツ<2326>、ユニデンHD<6815>、ジンズメイト<7448>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、SUMCO<3436>、NTT<9432>などが軟調。また、しまむら<8227>が5月既存店売上高を受けて急落し、南都銀<8367>やLifull<2120>などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時05分時点の日経平均は反発、しまむらが下落率上位にランクイン