1日のNY市場は4月ISM製造業景況指数が予想を下振れたことが嫌気されたが、ハイテク株を中心に買いが広がっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の19345円となり、これにサヤ寄せする格好から底堅い相場展開が期待される。

米上下両院の交渉担当者は、9月末までの総額1兆1000億ドルの包括的歳出法案について、暫定的に超党派での合意に達した。合意によって現行の暫定予算が失効する5日以降も政府機関閉鎖は回避される見通しとなったことが安心感につながろう。

昨日は連休の谷間ではあるが、好決算企業には物色資金が集中するなど、需給関係は良好である。地政学リスクがくすぶっているが、休み中に開催されるFOMCや米雇用統計を経て、米国では利上げ観測が高まる可能性があることも、買い戻しに向かわせることになろう。基本はこう着ながらも、先高観の強い相場展開が期待される。 主力処では京セラ<6971>、アルプス<6770>、任天堂<7974>、オリエンタルランド<4661>に注目。その他、強気格付けが観測されているマクロミル<3978>、スシロー<3563>、中外製薬<4519>に注目したい。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:好決算企業には物色資金が集中、任天堂やオリエンタルランドに注目