11時01分時点の日経平均は前日比56.52円高の18411.78円で推移している。ここまでの高値は9時09分の18547.46円、安値は10時57分の18394.89円。日経平均は17日の米国市場の大幅高の流れを受けて金融セクター中心に買い先行でスタートしたものの、初会合となる日米経済対話などを控え、上げ幅を縮小する展開となっている。安倍首相は18日、ペンス米副大統領と会談し、北朝鮮への対応等について意見交換を行う予定である。経済対話では、財政・金融政策などの経済政策連携、インフラ及びエネルギーなどの分野での協力に加えて、二国間の貿易や投資ルールについて議論することになるとみられている。今回が初会談となる為、先行きが見通しづらい状況となっている。

為替市場では、ドル円は109円00銭を挟んだ動き。株高はやや一服したが、リスク回避的な円買いは抑制されている。北東アジアにおける地政学的リスクは除去されていないものの、日米の株高を意識して目先は底堅い動きとなっている。

売買代金上位では、前日の米国債利回り上昇を受けて、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などのメガバンクや、家庭用ゲーム市場の復調がみられた任天堂<7974>の他、ソフトバンクG<9984>、シャープ<6753>、アカツキ<3932>、東芝<6502>、日産自<7201>などが堅調に。一方で、ファーストリテ<9983>、ペプチド<4587>、ジーエヌアイ<2160>、ファナック<6954>などはさえない。

(株式アナリスト 雲宮祥士)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時01分時点の日経平均は前日比56.52円高、米長期金利上昇受けメガバンクなどが堅調