13日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は21.50ドル安の20881.48、ナスダックは14.06ポイント高の5875.78で取引を終了した。本日は主要経済指標の発表が無く、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいと思惑から手控えムードとなり、終日上値の重い展開となった。トランプ大統領が検討する新制度を巡る先行き不透明感から、ヘルスケア・セクターに売りが広がった。セクター別では、自動車・自動車部品や素材が上昇する一方で運輸や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

衝突防止や自動運転ソフトウェアのモービルアイ(MBLY)は、半導体のインテル(INTC)と150億ドルで買収合意し、大幅上昇。検索大手のヤフー(YHOO)は通信大手のベライゾン(VZ)へのネット事業売却後の幹部人事を発表し、買われた。一方で、トランプ大統領による薬価引き下げによる懸念からメルク(MRK)、マイラン(MYL)、製薬のペリゴ(PRGO)など製薬銘柄が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は来週に新製品を発表するとの観測が広がり、小幅上昇。新製品は新型iPadとの見方がでている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは21ドル安、FOMCを控えて小動き