11時00分現在の日経平均株価は19350.41円(前日比28.73円安)で推移している。6日の米国市場では北朝鮮のミサイル発射を受けた地政学リスクの高まりから売りが先行し、NYダウは51ドル安で取引を終えた。為替市場では経済指標の予想上振れを受けて一時ドルが買われたものの、引き続き1ドル=113円台後半を中心に推移している。こうした流れを受けて、本日の日経平均も手掛かり材料に乏しいなか41円安からスタートした。寄り付き後は前日終値近辺まで下げ渋る場面があったが、足元では戻り一服となっている。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などがさえない。トヨタ自<7203>は小安い。また、ネクソン<3659>は中国政府が韓国製モバイルゲームの新規認可審査を中断と伝わったことから6%安と急落しており、学情<2301>やフジミインコ<5384>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、任天堂<7974>が2%高で推移しているほか、ヤマトHD<9064>、キヤノン<7751>、日産自<7201>などが堅調。ヤマトHDは全面値上げの方針と伝わり、キヤノンは一部証券会社の投資評価引き上げが観測されている。ソフトバンクG<9984>は小幅高。また、オルトプラス<3672>、北の達人<2930>、日東精工<5957>などが東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は小幅に3日続落、ヤマトHDやキヤノンは堅調