2月28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円69銭まで下落した後、112円90銭まで反発し、112円77銭で引けた。米商務省が発表した10-12月期GDP改定値は予想を下回ったことや、トランプ米大統領の議会演説では税制改革の具体策は示されないとの見方が浮上したことでドル売りが強まった。しかしながら、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は「3月のFOMCで利上げを真剣に協議することになる」と指摘。また、ダドリーNY連銀総裁は「利上げの主張はより説得力のあるもの」との見通しを示すと、3月利上げ観測が一段と強まりドル買いが急速に広がった。

ユーロ・ドルは、1.0630ドルへ上昇後、1.0571ドルまで下落し、1.0570ドルで引けた。ユーロ・円は、118円67銭へ下落後、119円25銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2471ドルへ上昇後、1.2375ドルへ反落した。ドル・スイスは、1.0009フランまで下げた後に1.0064フランまで反発した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル反発、米3月利上げ観測が再浮上