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27日のドル・円相場は、東京市場では112円32銭から111円92銭で推移。欧米市場でドルは一時112円84銭まで反発し、112円70銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、主に112円台で推移か。米国の早期利上げの可能性は残されていることや日米の長期金利差は再び拡大していることから、目先的にドルはやや底堅い動きとなる見込み。
トランプ米大統領が28日に行う議会演説は、施政方針演説となる。税制などの分野についての基本方針が提示されるものの、予算案について具体的に述べることはないとみられている。報道によると、米行政管理予算局(OMB)のマルバニー局長は27日、トランプ政権の予算概要では、国防費以外の裁量的経費を削減し、国防費は増やすと述べた。
ただし、マルバニー局長によると予算概要を議会に提示するのは3月16日、給付金や税制を含む本格的な予算は5月に提示されるもようだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回開催(3月14-15日)までに予算概要は提示されないため、FOMC会合では税制改革が経済に与える影響については、大まかな議論にとどまると思われる。
3月利上げの可能性は残るものの、足元のインフレ水準などを考慮すると3月の利上げを見送り、5月または6月に利上げを実施しても市場が大きく混乱することはないとみられる。
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