15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円66銭へ下落後、118円64銭まで上昇。11月の米消費者物価コア指数は予想に反して10月と同水準にとどまり、債券利回りの上昇は一段落した。しかしながら、米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の上昇や米12月NAHB住宅市場指数が高水準を維持していることなどを理由にドル買いが再び強まり、118円18銭で引けた。

ユーロ・ドルは、1.0448ドルから1.0367ドルまで下落し、1.0412ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測でユーロ売り・ドル買いは継続した。ユーロ・円は、123円53銭へ上昇後、122円57銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2498ドルから1.2376ドルへ下落。英国中央銀行が金融政策決定会合で、政策金利や資産購入規模を現行で維持したことを受けたポンド売り・ドル買いが観測された。ドル・スイスは、1.0281フランから1.0344フランまで上昇した。スイス中央銀行が政策手段として引き続き介入を継続していく方針を示した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル全面高の展開、ドル・円は一時118円64銭