*08:00JST NYの視点:米1月新築住宅販売は予想下回る、住宅市場の先行きに不安も、価格や住宅ローン金利の高止まり、悪天候が影響 米商務省が発表した1月新築住宅販売件数は前月比―10.5%の65.7万戸と予想下回り昨年10月来で最低となった。ただ、12月分は69.8万戸から2023年5月来で最高となる73.4万戸へ上方修正された。

中間価格は前年比+3.7%の44.63万ドル。1月に売り出されていた件数は49.5万戸と、2007年12月以来で最高で在庫も積みあがった。ただ、住宅価格が高止まり、固定30年物住宅ローン金利も7%と高止まりしたことや、厳冬で売り上げは冴えない。厳冬となった西部、北東部や記録的な積雪となった南部で売上が減少。一方、山火事のあった西部では販売が増加した。

新築住宅が住宅市場に占める割合は小さいが、契約時点での統計となるため、市場の先行指標として注目される。冴えない結果を受けて、市場の先行きに不安も残る。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米1月新築住宅販売は予想下回る、住宅市場の先行きに不安も、価格や住宅ローン金利の高止まり、悪天候が影響