*07:41JST NYの視点:NY連銀9月消費者調査:長期期待インフレ上昇、債務返済が滞る予想も上昇でスタグフレーション懸念も NY連銀は9月の消費者調査の結果を発表した。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待動向を判断するうえで注目しているデータのひとつである同指数のインフレ期待指数で、1年は3%と8月と同水準だった。今後3年は2.66%と、2.54%から上昇。5年は2.86%と、2.79%から上昇しそれぞれ5月来の高水準となった。

失業した場合、新たな職が見つかるとの予想は0.4%上昇し、52.7となり、労働市場の底堅さも示された。

一方で、債務返済が滞る可能性は0.3%上昇し13.6%。パンデミックにより経済が封鎖され景気後退に陥った2020年4月来の高水準に達したことは懸念材料となる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:NY連銀9月消費者調査:長期期待インフレ上昇、債務返済が滞る予想も上昇でスタグフレーション懸念も