ボストン連銀のコリンズ総裁は2月会合で0.25%または0.5%の利上げが理に適うだろうとしながらも、0.25%の利上げに減速することを支持する方針に傾斜しているとの考えを、NYタイムズ紙とのインタビューで明らかにした。ただ、データ次第と加えた。

FRBは12月のFOMCで0.5%の利上げを実施し政策金利であるFF金利誘導目標を4.25%-4.5%まで引き上げた。2022年は6月から4会合連続で0.75%の利上げを実施したのち、12月会合では0.5%の利上げと、ペースを減速。コリンズ総裁は、段階的な利上げにより、経済の動向やインフレが改善したかどうか判断する時間的な余裕をFRBに与えると指摘。また、ピーク金利に近づく過程で、小幅な利上げにより中銀により柔軟性を与えることになる、と説明した。

ただ、ピーク金利はやはり5%を小幅上回る水準に引き上げられるべきとの考えで、2月、3月、5月に各0.25%の利上げ軌道を支持する姿勢を示した。同総裁は23年の連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持たない。

12月CPIの結果が想定通り、インフレもピーク達成が新たに証明されれば、次回会合でFRBが12月の0.5%に利上げ減速後、0.25%とさらに利上げペースを減速するとの思惑が強まることになり、ドル売りが再開する可能性がある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米12月CPIでインフレピーク達成証明されれば、次回FOMCでの25BP利上げ確信へ