皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『もち合いとなりそう』と述べています。

続けて、『トルコ中央銀行は20日の会合で、政策金利を14.0%に据え置いた。利下げサイクルが転機を迎えたとの見方が強まり、リラ売りが止まったようだ。トルコのインフレ率は昨年12月に前年同月比で36.1%と、約19年ぶりの高い伸びを記録した。名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、−24.08%と大幅なマイナスとなった』と伝えています。

次に、『昨年末に、エルドアン大統領はリラの下落に歯止めをかけるため、リラ建ての定期預金を外貨の値動きに合わせて保護する制度を導入したため、パニック的な売りは出なかった。トルコ中銀が1月の会合で利下げしないと述べていたこともリラ売りを躊躇させたようだ。トルコ中銀は20日の声明で、通貨リラを優先させるよう金融政策の枠組みを包括的に見直す意向を示した』と解説しています。

一方で、『トルコ中銀はインフレ対策の定石である利上げには消極的』とし、『トルコ中銀の今後の金融政策については、年内の金利据え置き派と利上げ派に分かれている。預金保護制度に加え、インフレ率を引き下げない限り、リラ売りが再燃する可能性は残っている』と考察しています。

こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.50円~9.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月25日付「トルコリラ円今週の予想(1月24日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


<FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 トルコリラ円は、もち合いとなりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)