皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナは値固め局面に』と述べています。

『5月の中国国内自動車販売台数は前年同月比3%減となり、昨年4月から13カ月続いた増加が減少に転じた。ただ、6月の中国国内自動車販売台数は前年同月比16.3%減の193万台になる見込みで、1─6月は前年同期比24.8%増加するようだ。』と伝えています。

続けて、『4−6月期の米自動車販売は前年同期から大幅に増加したが、世界的な半導体不足による在庫薄が販売持ち直しのペースを抑制した。新型コロナウイルス禍で疲れた消費者の自動車購入意欲は高まっているものの、世界的な半導体不足で自動車生産は減少している。自動車販売台数に持ち直しの兆しが出ているものの、コロナの変異種が拡大しつつあり、本格回復には時間がかかるだろう』と分析しています。

また、『NY市場のパラジウム価格とプラチナ価格の価格差(スプレッド)を見ると、パラジウム価格がプラチナ価格を1700ドル上回ると、パラジウム価格の割高感が意識されて、「パラジウム売り・プラチナ買い」が進む傾向があるようだ』と示唆しています。

『CFTC建玉を見ると、ファンドの買い越しは急減しており、買い玉の整理はかなり進んでいる』と述べています。

こうしたことから陳さんは、NYプラチナについて、『短期的には1000~1100ドルのレンジが想定されるが、将来に向けての値固め局面となろう』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月7日付「プラチナは値固め局面に」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 プラチナは値固め局面に サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)