今年の10月1日、米国の戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies: CSIS)は、衛星画像の分析結果から、カンボジア政府によるリアム海軍基地にある施設の解体が判明したと発表した。解体された施設は、米国の資金提供によって2012年に建設され、オーストラリアが設備を整備したもので、カンボジアの国家海上安全委員会の戦術本部があった。当初、カンボジア政府は、リアム海軍基地の施設を米国の資金提供によって改修することを希望しており、米国もそれに応じることとしていたが、それを断り解体したと見られる。解体工事は、9月5日から10日頃までの間に行われたと推測された。