FIMAレポファシリティは、4月6日からオペレーションが実施されているが、これまでのところ使用実績はほとんどない。ただ、いくつかの海外中銀は、FIMAレポファシリティに言及している。例えば、インドネシア中央銀行が4月9日に公表した「Latest Economic Developments and BI Measures against COVID-19」では、「必要であればレポによる600億ドルの調達が可能」と説明された。また、7月9日には、「スリランカ中央銀行の副総裁は、スリランカは10億ドルのレポファシリティをオファーされていると述べた」と報じられた。7月24日に、スリランカ中央銀行は、FIMAについてニューヨーク連銀と合意した旨をプレスリリースで公表している。アメリカによるドル供給の可能性は、これらの国にとって一定の安全弁として機能したと見られる。