CEPI(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、感染症流行対策イノベーション連合)は、感染症ワクチンの国際的な研究開発の推進を目的に設立された機関である。CEPIによると2020年4月8日の時点で115のワクチン候補が開発段階にあり、そのうち78件がアクティブである。78件のアクティブなワクチン候補のうち、36件の開発者は北米、14件が中国、14件はアジア(除く中国)とオーストラリア、14件がヨーロッパである。CEPIはこれまで「接種可能になるまでに1年から1年半かかる」としていたが、企業の緊密な連携によるプロセス加速の可能性や、臨床試験の早期実施などを勘案すれば「年内にも接種できる可能性」を指摘している。