皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今回は気になる原油市場についてのレポートをご紹介します。

足元では世界的に株価が大きく下落しています。9日の米市場では、ダウ平均株価が過去最大の下げ幅である2000ドル超の下落を記録しました。その背景には、新型コロナウイルス感染拡大を巡るリセッション懸念と、原油相場の大幅下落があります。松永さんのレポートでは、10日午前時点での原油市場の値動きについて、『NY原油の電子取引は、昨夜24時頃に一時34ドル付近まで上昇しましたが、米国株の暴落を受けて失速して今朝7時頃に30.13ドルまで下落し9:15時点で32.5ドルです』と伝えています。

また9日の米市場について、『S&P500種株価指数は、寄付き直後に7%安となってサーキットブレーカーが発動して15分間の取引停止となり、最終的に7.6%安で取引を終えました。昨夜のNYダウは、2013ドル安で取引を終え、過去最大の下げ幅を記録しました。新型ウイルス懸念と原油暴落によりリスクオフの流れが強まりました』と考察。

10日の『9:15時点で、NYダウ先物が310ドル高(1.3%高)となり、今朝からは少しリスクオンの流れとなっております』と分析しています。

原油市場については『サウジアラビア国営石油会社のサウジアラコムは、先週末6日の産油国会合で減産が決裂したことを受けて、翌7日に原油の4月からの価格引き下げと増産の意思を示しました。』とのことで、『それに対してロシア国営石油会社のロスチネフも9日、原油の4月以降の価格引き下げと増産の意思を示しました』と解説。

そして、『NYダウが過去最大の下落となったものの、それでも上昇に転じた原油市場の底固さに注目かもしれません』との見解を述べています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の3月10日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 大幅下落も、原油市場の底固さに注目か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)