28日のインド株式市場は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.46%(188.26ポイント)安の40966.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.52%(63.20ポイント)安の12055.80で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に売りに押された。財政支出の拡大期待が後退していることが圧迫材料。歳入の伸び鈍化を受け、財政支出の大幅拡大や大型景気対策の実施が困難だとの見方が優勢になっている。また、銀行や建設業界の経営環境の悪化報告も関連銘柄の売り圧力を高めた。

外部環境では、中国発のコロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済への悪影響への懸念からリスク回避の売りが継続。また、前日の欧米市場が全面安の展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が高まった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 続落、財政支出の拡大期待の後退で