こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

国際天然ゴム協議会が27日に開催されましたね。国際天然ゴム協議会はタイ、インドネシア、マレーシアの代表者で構成されています。レポートでは『この会合では、天然ゴム価格を安定化させるための話し合いが行われております』とのことです。

また天然ゴム市場の背景について、『産地現物価格が過去10年間の最安値付近まで下落したことを受けて、主生産地で危機感が高まっているようです』と分析しており、『タイのプラユット首相は、ジェトロの石重会長と会談し、天然ゴム産業の支援と投資を要請しておりました。プラユット首相は、タイの天然ゴム政策委員会の委員長を務めるだけに、天然ゴム価格の安定化に向けて積極的な姿勢を示しているようです』と伝えています。

今後の値動きへの影響については、『本日から始まった国際天然ゴム協議会の会合では、前回や前回の会合みたいに「輸出削減策への期待先行」となっていないだけに、たとえ輸出削減策が合意に至らなくても、失望売りを誘う可能性は低そうです』と分析。

『それよりも、輸出削減策が合意されれば、大きな「サプライズ」となり、東京ゴムが大きく上昇する可能性もあります』との見解となっています。

そして、『注目は、本日から始まった国際天然ゴム協議会の会合最終日となる30日の発表となりそうです。ここで輸出削減策などの有効な価格テコ入れ策が打ち出されることになれば、天然ゴム価格が大幅高となる可能性も高まります』との分析を伝えています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月27日付「天然ゴム市場パート3「本日から始まった国際天然ゴム協議会に注目」」「天然ゴム市場パート4」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 国際天然ゴム協議会がスタート。その内容いかんでは天然ゴム価格が大幅高となる可能性も。サンワード貿易の松永氏(三井智映子)