こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 今回は気になる原油相場についてレポートします。

まず需給について松永さんは『今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油が150万バレル減予想に対して640万バレル減、ガソリンが73万バレル減予想に対して86万バレル減、ディスティレートが120万バレル減予想に対して170万バレル減となりました。この発表後のNY原油の電子取引が50セントほど上昇しており、原油在庫の大幅減少を好感しているようです』とレポートで伝えています。

また30日に開催されたOPEC総会については、『21日開催されたロシアのノバクエネルギー相と同国石油会社との会談では、協調減産合意の6カ月延長案について協議されたようです』と述べられており、5月のOPEC総会で協調減産が「6が月延長案」ではなく「9カ月延長案」で合意されたことでNY原油の大幅下落に繋がったことを踏まえて、『1か月間で10ドルほど下落しました。5月のOPEC総会と同様に来週のOPEC総会でも「噂で買って、事実で売れ」といことになるのかが注目されております』と分析しています。

また、足元のファンドのポジションについては『NY原油におけるファンドの買い越し枚数は、11月14日時点で過去最高となる59万6466枚となり、11月21日時点でも57万7078枚です。しかも、この3カ月間で36万枚付近から59万枚付近まで大幅増加しました。ここまでファンドの買い越し枚数が膨れ上がると、 何かのきっかけでファンドの手仕舞い売りが加速する可能性もあり、高値警戒が必要となりそうです。』

OPEC総会の結果とあわせてチェックしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月22日付「原油市場」、30日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 OPEC総会は「噂で買って、事実で売れ」となるか? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)