こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

中国市場は、来月1日から国慶節と中秋節による連休を迎えますね。連休前の上海ゴムがストップ安となっています。レポートでは、『上海ゴム1月限(取引中心限月)は、30日(土曜)からの9連休を前にしてストップ安張り付きで前場を終えました』と伝えています。

さらに、『上海ゴムの買い玉の全てが値洗いマイナスとなった事により、大型連休を前にして買い方の玉整理が本格化してきました。日本の投資家の多くが正月休み前に玉整理を進めるのと同じようなことです』とこの値下がりを紐解いています。

加えて、『後場もストップ安張り付きで終えることになれば、29日も大幅下落となる可能性があります』と分析しました。そして28日はストップ安張り付きのまま日中取引を終えています。

また29日に発表される中国の9月の製造業PMIに言及し、『今月になって中国の輸出額や鉱工業生産の伸び率が2カ月連続で鈍化したことも示されただけに、財新&マークイットから29日発表される「中国の9月の製造業PMI」が悪化する可能性は高そうです』と伝えています。

東京ゴムについては、『市場規模の大きな上海ゴム市場が9連休となることで、東京ゴムが行き過ぎた値動きとなり、値動きの大きな展開となることも考えられます』との見解で、『東京ゴムが181円付近まで下落すれば、値ごろ買いも一考かもしれません』とまとめています。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月28日付「天然ゴム市場パート5.6」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 連休前で上海ゴムがストップ安!上海ゴムの地合いが悪い? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)