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今週、注目した質問は「市場が反応しそうなニュース」です。
質問:
「市場が反応しそうなニュースがわかりません。量子コンピュータ関連が最近動いていますが持続性などの意見をお聞かせいただけますか。」
この質問には、フィスコ情報配信部のアナリスト、若杉篤史さんが回答してくれています。
回答:
「ご質問ありがとうございます。初心者の方からのご質問という想定で回答させていただきます。
多くの場合テーマ株は、中心的な銘柄が動意付いた後、関連性の薄い銘柄やあまり知名度のない(そのテーマ株として)銘柄に物色が波及していきます(もちろん、毎回必ずというわけではありません)。ですから、何か気になるニュースがあったら、まずは中心的な銘柄の反応を確認すると良いかもしれません。
また、持続性については「市場全体の関心度合い」や「市場規模の大きさ=将来性」などが関係してきます。例えば、挙げていただいた「量子コンピュータ」ですが、こちらは上述した基本的な流れ通りフィックスターズ<3687>やNF回路<6864>といった中心的な銘柄から、その他の関連銘柄に物色が波及しました。中心銘柄の上昇度合いも大きく、ニュースの報じられ方からも「市場全体の関心度合い」の高さはある程度推測しやすかったものと思います。将来性という点では、AI同様本格普及すればどれだけの恩恵があるかは言うまでもありません。市場の関心が永遠に続くことはありえませんから、物色が下火になることは必ずありますが、AIやEVなどと同様に息の長いテーマであることは間違いないと考えています。」
「高井ひろえの注目Q&A」は、フィスコアプリで公開された質問を高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。その他の質問は無料のスマートフォンアプリ「FISCO(フィスコ)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ
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