フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日は金市場についてレポートします。

北朝鮮が日本時弾道ミサイルを北東方向に発射し、北海道の襟裳岬上空を通過、午前6時12分頃襟裳岬の東1180キロの太平洋上に落下したと報道されています。北朝鮮のミサイルが日本列島を飛び越えたのは2009年4月以来7年ぶりとなりました。今年に入って13回目のミサイル発射とされています。地政学リスクが意識され、金が買われるのでは、と予想をした方も多いのではないでしょうか。

レポートでは足元の値動きについて、『NY金の電子取引は、今朝5時時点では1315ドルでしたが、北朝鮮のミサイル発射を受けて一時1327ドルまで上昇し、現在は1321ドル付近で推移しております』と伝えています。

ミサイル発射の影響については、『現在のNY金の電子取引は、昨日15:15から22ドルも上昇しましたが、北朝鮮のミサイル発射後の上げ幅は6ドル幅程度です。「北朝鮮のミサイル発射」のインパクトは大きいものの、意外にもミサイル発射後からのNY金の電子取引の上げ幅は限定的のようです』と分析しています。

また為替への影響に関しても『ドル円は、ミサイル発射前の水準から50銭ほど円高に進み、ミサイル発射後からの円高進行も限定的のようです』との見解となっています。

とはいえ今朝の東京株式市場では日経平均が前日比130円79銭安でスタートするなど幅広い銘柄が売られている状況です。アメリカの対応などを含めて引き続き注視していきたいところですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の8月29日付「金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 北朝鮮のミサイル発射の影響は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)