こんにちは。フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。夏休みということもあってか街でよく外国人観光客を見かけます。道を聞かれることも多く、つたない英語で答えるたびに「ああ、英会話勉強したいなー」と思います。思ってもう何年でしょう。喋れる日は来るのかしら。そんな私みたいな方も多いのでは?

資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというこの連載、今回は「インバウンド」について取り上げたいと思います。雑誌などでインバウンドが取り上げられるようになってからだいぶ経ちましたが、現在はどうなっているのでしょうか。

8月16日に発表された7月の訪日外国人客数は前年同月比16.8%増の268万1500人と、月間での過去最多を更新したとのことです。どうりでよく見かけるはずですね。また中国大陸、韓国、台湾、香港からの訪日客数も単月として過去最高を記録しました。

爆買いブームは過ぎ去ったと言われていますが、内閣府の発表している景気ウォッチャー調査では、デパートなどが外国人観光客の恩恵を受けていることがわかります。「景気ウォッチャー調査」は以前に、この連載でご紹介させて頂いた経済指標ですが覚えていますか?

覚えていない方もいると思いますので復習しましょう。景気ウォッチャー調査は街角景気とも言われ、身近かつ、日本経済の状況を最も早く把握できる敏感な経済指標です。内閣府が地域の景気に関連が深い職業の方々を中心とした2050人の協力を得て毎月末に調査しているものです。

景気ウォッチャー調査は内閣府のホームページで確認できますが、景気の現状判断DIが横ばい状態の50より高いか低いかという、数字で判断するという見方だけでは、実はないのです。意見をまとめたものや、現場の意見を抜粋したものなども掲載されていて、銘柄選びの参考にもなります。

今月はその「生の声」の中にインバウンドというワードもありました。訪日外国人客1人当たりの消費額は、爆買いと言われていた時期よりは減っています。ただ、訪日外国人客数自体は増加していることから消費額自体は増加傾向にあります。雑誌などでインバウンド関連銘柄と言われてからだいぶ経ちますが、現場ではインバウンド需要の底堅さが実感されているようですよ。インバウンド関連銘柄を物色してみるのも一考かもしれませんね。

こうした身近なニュースにも投資のヒントは隠れています。投資に興味が生まれたけれど、どこから始めて良いかわからないという方は、人工知能を使ったロボアドアドバイザーを利用してみるのもいいかもしれません。「お金のデザイン」が開発したHEO(テオ)は、最初に簡単な質問に答えるだけで最も個人の志向にあった投資方法を選択して、自動的に分散投資を組み、ポートフォリオの定期的な組みかえなどの運用管理を行ってくれる便利なサービスです。投資は一生モノの学びにつながると思いますので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。


FISCOマーケットレポーター
三井智映子



<DM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~訪日外国人が過去最多!?