こんにちは、フィスコマーケットレポーター馬渕磨理子の「eワラントジャーナルの気になるレポート」です。

eワラントジャーナルのコラムで「日経平均のPERは割安な水準であるが、EPSは最高値更新している」との興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

最近の株式市場の大きな懸念として【北朝鮮の地政学的リスク】があります。企業業績が好調な中、北朝鮮問題の不安感などの外部要因で、日経平均株価・東証マザーズ指数が下落しています。同コラムによると、『株価指標面からは、かなり割安な水準』となっているようです。

8月9日に北朝鮮が米グアム近辺へのミサイル発射を示唆し、それに対する米トランプ大統領の強硬発言によって、北朝鮮による地政学的リスクは高まりました。同コラムによると、『防衛関連銘柄の中核である石川製作所 <6208>は、8月8日終値1,208円から8月14日終値1,725円まで急騰』、そして、『東証マザーズ指数は、8月8日終値1,117.72から8月14日終値1,067.35まで急落』していると述べています。

地政学的リスクが高まり、『投機的な資金が、新興市場の成長株から、防衛関連』に流れたことにより、『東証マザーズ指数は急落』してしまったようです。『日経平均株価も急落しており、8月14日安値19,486.48と一時19,500円』を割り込んでいます。

日経平均が急落する中、3月期決算企業の4~6月の第一四半期の決算発表が終わりましたが、全般的には非常に好調な決算内容でした。8月14日の『日経平均予想EPSは、1,415.7円』とアベノミクス以降の最高値を更新しています。

一方、8月14日の『日経平均予想PERは13.8倍』とのことです。アベノミクス以降の単純平均値は、15.58倍ですので、『現在の予想PER13.8倍は、かなり割安な水準』だと同コラムでは述べています。

PERの乖離が完全に収束することは難しそうですが、『北朝鮮の地政学的リスクが若干なりとも収まれば、一気にリバウンド相場の可能性』がありそうだと同コラムでは述べています。さらに、リバウンド相場で収益を上げるには、『eワラントでは、日経平均株価または東証マザーズ指数のコールの買いが良さそう』だとコラムではまとめています。

なお、上記の記事の詳細は、eワラント証券が運営している「eワラントジャーナル」の8月16日付のコラム「日経平均予想EPSが最高値更新」にまとめられています。

馬渕磨理子の「気になるレポート」は各種レポートを馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 馬渕磨理子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 地政学リスクが高まる一方、日経平均予想EPSが最高値更新~eワラントジャーナル(馬渕磨理子)