イーサリアムの大手スタートアップ企業であるConsensysは、アフリカ東海岸の小さな熱帯島モーリシャスを最新のパートナーシップとして狙っている。イーサリアムの開発者は、緩やかな規制から受ける恩恵と、国家経済の成長を促すために、国家の枠組みのなかに技術拠点を形成したいと考えている。
Consensysにとって、この技術拠点は、世界の他の地域と同様に、アジアとアフリカのブロックチェーン市場に深く入り込む手段になるが、それはまた、モーリシャスにとって大きな技術と経済の発展を促すものとなる。
JosephLubin氏写真出典:liftconference.com/lift16/speakers/4623
Consensysの創設者であるJosephLubin氏は、モーリシャスで技術拠点を現実のものにするために、モーリシャスを訪問し、国の要人や中央銀行の重役、さらに、民間や公的部門の企業人と会談した。
モーリシャスは既に多くの投資家にとってオフショアの金融オプション市場としての地位を確立しているが、JosephLubin氏は、その緩やかな規制を背景に、成長著しいブロックチェーン市場を切り開いていきたいと考えている。
2016年には、デジタル通貨やブロックチェーン分野の新しい革新者に訴求したいと思って、スイスのように、技術供与と規制の方針に対して、「サンドボックス」的アプローチを採用した。
島国であるモーリシャスは、技術革新を進めており、他の分野の革新者たちをもっともっと魅了している。シリコンバレーの技術者や起業家を「シリコンコリドー(SiliconCorridor)」と呼ぶ手法で、引き抜き始めている。
モーリシャスで技術資本が増えるにつれて、革新者を魅了している。これらの小規模な国々における成長の可能性は、技術革新者が集結することである。
「私たちは、ブロックチェーン技術、とくにイーサリアムが、驚異的なビジネスの成長を牽引者であることを世界中で述べています。しかし、私たちが極端な牽引力を見ているところは、その焦点や意図がより均質な小さな管轄区域のなかです。そこでは、一気に技術を飛び越えたり、この力強い技術を上手く利用したりするための、政府からの強力なトップダウンがあります」と、JosephLubin氏は述べている。
このような進歩は、技術的革新者やモーリシャスの国家にとっては有益である。しかし、Consensysのプロジェクトが機能するためには、モーリシャスの人々に投資を行い、彼らが新興技術の一部を担うような人材になるよう、支援が必要である。
そうした人材が育つ可能性があるとすれば、すでにドバイで設立されているものとよく似ている、モーリシャスに基づくアカデミーを通してである。
出典:Cointelegraph


【ニュース提供・エムトレ】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 「イーサリアム島」、モーリシャスはブロックチェーン天国になることを切望