中国株式市場は12日、一部優良株の下落で主要指標の上海総合指数が続落し、終値が心理的大台である3200ポイントを下回り、前日比0.17%安の3197.54ポイントを付けた。今週末に開催予定の全国金融工作会議を警戒して、市場は慎重な動きを見せている。

 12日午後の取引で、上海総合指数は銀行株や金融株の下落で、一時同0.8%安の3177.93ポイントと当日の安値を付けた。家電メーカーの美的集団、招商銀行、寧波銀行などの優良株式銘柄の下げが目立った。

 また、飼料メーカーの正虹科技などはストップ安となった。雪波環境などの一部のIT企業の株価は同3~6%安と急落した。

国内メディアによると、証券会社の方正証券は、中国A株式市場は短期的に株価の調整局面にあり、心理的節目3200ポイント前後で推移すると分析した。

 招商証券は、中国当局が今後の金融規制強化や、債務削減などを決定する全国金融工作会議を控えているため、市場は様子見となっており、短期的に株価上昇の可能性が低いと予測する。

 川財証券は、最近中国株式市場では個別な銘柄が突然急落するとの状況が続いており、間もなく発表される各企業の半年業績報告の結果によって、株価の更なる下落が予想される、と指摘した。

(翻訳編集・張哲)

【ニュース提供・大紀元】




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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国優良株が下落、上海総合指数は大台の3200点を下回る