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VantageFXが、バイナリーオプションに直面している否定的なメディアの調査結果と法的な縛りのすべてを飲み込むには、それはあまりにも苦い薬だったようである。その結果、このオーストラリアのブローカーは、バイナリーオプションの撤退を即座に判断し、FXのブローカー業務に専念することに決めた。
近年、バイナリーオプションは確かに多くの投資家や司法の間で支持を失い、ある特定の国での徹底的な禁止と、詐欺や悪徳商法といった嫌な評判の間で、バイナリーオプション・サービスを提供している多くのブローカーは、問題を避けて上手く運ぶか、もしくは、既存のバイナリーオプション・サービスに対して、引いてプラスになるような戦略を採用するか、どちらかを選択を迫られている。
ECNの為替ブローカーであるVantageFXは、バイナリーオプション取引から撤退した。ウエブサイトからも削除した。むしろ、VantageFXはその代わり、MetaTrader4(MT4)上で、FXや商品先物、およびインデックス取引に力を入れることにしている。
バイナリーオプションについての否定的な報道や評判の悪さが、VantageFXがバイナリーオプションから撤退するという原動力になったのは確かだが、バイナリーオプションがすべて否定されるべきものかといえば、そうではない。実際、VantageFXのセールス&マーケティング担当ディレクターを務めるDavidBily氏は、次のように語っている。
「新しいトレーダーがトレードを学び始めるには、バイナリーオプションはややこしくない、簡単な市場だから、バイナリーオプションを使っていた。そして、トレーダーとして成長するに従って、トレーダーはFX市場へ移っていく」
この変化を踏まえて、VantageFXはバイナリーオプションの顧客をうまくMT4での取引へ移動させている。FXは、明らかにより安全で透明性の高い取引オプションであると、誰もが感じている。ところで、VantageFXは、バイナリーオプションから撤退した最初のブローカーではない。すでに、オンライン・ブローカーの24オプションが、バイナリーオプションから撤退し、FXとCFDへより力を注ぐという戦略的な転換を打ち出しているのだ。
出典:FinanceMagnates
【ニュース提供・エムトレ】
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