新疆ウイグル自治区昌吉自治州でメッカ大巡礼のため出国したイスラム教徒のウイグル族約300人が帰国後、当局に拘束されていたことが分かった。海外ウイグル人組織の「世界ウイグル会議」は、中国当局が宗教への弾圧を強めており、一部地区で衝突が起きる可能性があると指摘している。香港星島日報が伝えた。
同自治区の人権派弁護士によると、当局は宗教活動の規制を強めている。中国共産党新疆ウイグル自治区政法委員会はこのほど、家庭内での非公式な宗教集会を違法行為として処罰するよう自治区内の裁判所に通達した。
また、米国の独立組織「国際宗教自由委員会」は5日、このほど終了したイスラム教の断食月(ラマダン)期間中、中国当局がウイグル人の宗教活動を規制したとして非難する声明を発表。中国当局はラマダン期間中、各家庭にまで係官を派遣し、信仰に関連する活動を規制したという。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国:メッカ大巡礼のウイグル族300人、帰国後に拘束