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デンマークのサクソバンクはトルコの支社を閉鎖を準備。英国のFCAは欧州証券市場監督局(ESMA)が同じ視点を持っていることからOTC取引を制限する取引を延期。24オプション社は近い将来再びフランスでのサービスを再開予定。
■英国金融行動監視機構(AMF)が、24オプション社への禁止令を解く
フランス金融規制機関AutoritédesMarchésFinanciers(AMF)が24オプション社の禁止令の決断を廃止すると報告した。10ヶ月に及ぶブラックリスト入りの後、バイナリーオプション仲買業は、要求されていた基準値を保ち続けてきたため、規制機関に気に入られてきた。そのため禁止令は2017年7月3日に正式に解かれることが決定された。
■キプロス証券取引委員会(CySEC)はアフィリエイターの獲得を開始すると宣言
CySECはアフィリエイターをターゲットにしている新しい計画を発表した。これに伴い、オンライン取引会社は、アフィリエイターたちがどのように顧客を獲得するのか、彼らが適したマーケティング材料のみを使うのかを注視しなければならない。
■サクソバンク、トルコの支店を閉鎖
サクソバンクのトルコ子会社であるSaxoCapitalMarketsMenkulDegerlerA/S,は、事業が縮小していることを受け、閉鎖の準備を進めていることを報告した。この決断の根底にはトルコの2017年2月に取り入れられた新規制の影響がある。規制の一つとして、13,500ドル以下の資金しか持たない投資家の口座開設を禁止するものなどが挙げられる。
■TechFinancialsはイスラエルのバイナリーオプション禁止令に備える
バイナリーオプションテクノロジープロバイダーであるTechFinancials社はイスラエルのバイナリーオプションのブローカーたちと同様の歩みとなるだろうと言われた。約一年前、イスラエルは現地顧客に向けたバイナリーオプションのマーケティングを禁止した。最近、イスラエルは海外に住む投資家への売買の禁止にも取り組んでいる。それに伴って、莫大の数のブローカーがイスラエル内のオフィスとコールセンターを閉鎖してきた。テクノロジーサービス企業であるTechFinancialsはこれに類似した、イスラエルの支店数の縮小や海外への移転を招く問題に直面する危機にさらされている。
■FCA規制の導入を遅らせる
欧州証券市場監督局(ESMA)2018年1月に施行予定のMuFIDII規制の一部であるオンライントレーディング規制の枠組みを模索している最中だと発表した。この動向を受け英国の金融行動監視機構(FCA)は今年後半に施行される予定であった独自の規制を延期することを決めた。(出典:FinanceMagnates)
■エムトレの視点
近年バイナリーオプション会社及びアフィリエーターに対する規制が非常に厳しいものがあったため、その筆頭ともいえる24Optionへの規制解除を始めとする同業界への規制緩和は意外だ。しかしながら緩い規制の中でやりたい放題やっていたバイナリー業者が排除され、まともな業者が生き残るようになるのは、投資の一選択肢としてのバイナリーオプションと考えれば悪くないことだろう。
【ニュース提供・エムトレ】
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