フィスコマーケットレポーターの三井智映子の「気になるレポート」です。東京ゴムが上昇していますね。今日はゴム市場についてレポートします。

まず、レポートでは『12日時点での東京ゴムの投資家ポジションは、前日比227枚増の3467枚の買い越しとなり、年初来最高の買い越し枚数となりました。それに対してファンドなど海外商品先物取引会社経由のポジションは、前日比387枚増の3335枚の売り越しとなり、年初来最高の売り越し枚数となりました』と、売買活況で、売り買いが交錯していることを伝えています。

さらに『投資家の買い越し枚数とファンドなど海外商品先物取引会社経由の売り越し枚数が共に今年最高に達したことから、今週前半の東京ゴムの値動きは重要となりそうです』と分析しています

レポートによると『東京ゴムは、この3営業日の上昇により、3カ月半前から続く右肩下がりの上値抵抗線を上回ってきました。それにより上昇トレンドに変化し始めたように感じられます。このテクニカルの変化により、東京ゴムが更に上昇に転じれば、ファンドなど海外商品先物取引会社経由の売り越しポジションの本格的な手じまいの買い戻しを誘う可能性もあります。このテクニカルの変化は注目でしょう』との見解を伝えています。

また、中国では14日から習近平国家主席がホストを務める国際協力首脳会議が開催されています。この会議中に中国の広範囲でインフラ投資が急拡大する可能性が出てきました。レポートでは『一帯一路構想に関するインフラ投資人気が高まる可能性も出てきたことから、中国の資源銘柄などのインフラ関連銘柄が再び上昇トレンドを強める可能性も高まってきただけに、ここは、東京ゴムの強気に注目するところかもしれません』と考察しています。
これは東京ゴムでチャンスを探してみるのも一考かもしれませんね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の5月15日付「天然ゴム市場パート1.2」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京ゴムは強気な値動きか サンワード貿易の松永氏(三井智映子)