中国汽車工業協会は11日、今年4月の新車販売台数が前年同月比2.2%減の208万4000台に縮小したと発表した。マイナス成長は2016年2月以来、14カ月ぶりのこと。生産台数は1.9%減の213万8400台で推移している。前月比でも目減りし、販売が18.1%、生産が17.9%ずつ減少した。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比3.7%減の172万2200台(前月比17.8%減)、生産台数が3.3%減の178万2800台(同18.5%減)。商用車は販売台数が5.3%増の36万1700台(同19.0%減)、生産台数が5.9%増の35万5600台(同14.5%減)で推移した。
1~4月の累計では、全体の販売台数が前年同期比4.6%増の908万6000台。増加率は1~3月に比べて2.4ポイント鈍化した。うち乗用車は2.5%増の766万9800台、商用車は17.7%増の141万6200台。生産台数は全体で5.4%増の927万1500台に伸びた。
中国汽車工業協会は1月の時点で、2017年の新車販売台数を「前年比5%増の2940万台」と予測している。16年は小型車減税の効果により、前年比13.7%増の2802万8000台と過去最高を記録した。8年連続で世界最大の自動車市場となっている。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国:4月新車販売は2%減の208万台、14カ月ぶり縮小=汽車工業協会