三井不動産<8801>は25日、2021年に台湾台北市でリージョナル型ショッピングセンター「ららぽーと」を開業する計画を明らかにした。上海、クアラルンプールに続く海外で3施設目の「ららぽーと」で、台湾での開業はこれが初めて。店舗数約250店、店舗面積約7万平米(予定)と、台北都市圏では最大級の商業施設になる見通し。
同社は今回、現地金融グループ大手である中国信託金融グループ傘下の台湾人寿保険と提携。台湾人寿保険が今後開発するオフィス、ホテルなどの複合建物のうち、商業モール部分を三井不動産が一括借り上げし、「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(仮称)」として運営する。三井不動産が100を超える国内外の商業施設で培ったノウハウを最大限に生かし、台湾でも人気の高い日系店舗をファッション、物販、飲食の各カテゴリーで誘致する考えだ。また、エンターテインメント施設や飲食店舗の充実を図るなど、来店者が一日中楽しめる「時間消費型の施設」を目指す。
台北市東部の南港区内に建設地を確保した。台北地下鉄(MRT)の「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分、「南港展覧館駅」から徒歩3分に位置する。計画地周辺エリアの南港経貿園区は、新都心としてIT産業を中心とするオフィス・商業・住宅など複合的な街づくりが推進されてきた。台湾最大のコンベンションホール「南港展覧館」にも近い。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井不動産が台湾に「ららぽーと」、2021年開業へ