報道によると、レモンド米商務長官は、半導体不足を巡る問題について協議するため、5月20日にチップメーカー、自動車業界など関連業界の幹部と会合を開くもよう。
関係筋の話として、ゼネラル・モーターズ、フォード・モーター、ステランティスなどの幹部が出席すると報じられている。レモンド長官は5月7日、米メディアとの会見で「国内でより多くの半導体を製造する状態に戻さなくてはならない。供給網を巡る問題は極めて現実的な問題になっている」との見方を伝えている。
 半導体不足がすみやかに解消される見込みは薄いため、生産調整などによる対応にも限界があるとみられている。世界的な半導体不足が世界経済に与える影響は決して小さくないとの声が聞かれている。今年後半における主要国の経済成長はやや鈍化する可能性は排除できないため、各国の株式市場の動向が注目されそうだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 世界的な半導体不足問題