米共和党のジョン・マケイン上院議員が30日に上院の税制改革法案に対する支持を表明したことから、市場では同日にも上院本会議で税制改革の修正法案を可決されるとの期待感が強まった。これを受けて、米長期金利が上昇し、ドル買い・円売りが加速。また、ダウ工業株30種平均が初の2万4000ドルの大台を突破し史上最高値を更新したことも、ドルの支援材料となった。

 ただ、トランプ米政権がティラーソン米国務長官の数週間以内の更迭を検討していると報じられ、ケリー大統領首席補佐官はこの報道を否定するなど、同政権の不安定さは変わっていない。このことはドルの上値を抑える要因となりそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米税制改革法案は近日中に可決・成立か