米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長をめぐる思惑が広がる中、ドル買い・円売り基調が優勢となっている。トランプ米大統領はFRB次期議長候補の一人として「タカ派」寄りのスタンフォード大学のジョン・テイラー教授と面会し、好印象を得たと報じられた。同教授はインフレ率と経済成長率から目標金利を決定する「テイラー・ルール」の提唱者であることから、市場では今後の米低金利政策の転換が意識されたもよう。

 一方で、来年2月に任期を満了するイエレンFRB議長と19日に面会すると報じられ、続投指名の可能性も浮上。また、「タカ派」とされるケビン・ウォルッシュ氏は有力候補から外れたと報じられている。今後の米国の金融政策の方向性を見極めたいとの思惑から、FBR米次期議長後任の行方が注視されている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米低金利政策は転換点を迎えているのか?