[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27295.46;+54.15TOPIX;1921.03;+1.11


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比54.15円高の27295.46円と、前引けから一転、上昇に転じてスタートしている。ランチタイム中の225先物は27210~27280円のレンジで強もみ合い。ドル・円は1ドル=114.90~115.00円と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況は中国市場が春節で休場の一方、祝日明けの香港市場ではハンセン指数が2%強と大幅高。米企業で決算を発表したアマゾンが時間外取引で急伸しているほか、メタ(旧フェイスブック)の決算で懸念が高まっていたSNS関連株のスナップチャットとピンタレストも共に決算発表後に時間外取引で急伸していることもあり投資家心理が改善。時間外取引のナスダック100先物が2%近く上昇しているなか、祝日明けの香港市場も堅調とあって、後場の日経平均は前場から一転してプラス転換スタート。一方、今晩の米1月雇用統計の発表を控え、模様眺めムードも漂っており、一段と上値を追う展開には至っていない。

 セクターでは海運業、その他製品、空運業などが上昇率上位に並んでいる一方、ガラス・土石製品、輸送用機器、繊維製品などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、郵船<9101>、任天堂<7974>、川崎汽船<9107>、エムスリー<2413>が大幅高となっており、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>なども高く、東エレク<8035>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>なども堅調。一方、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、塩野義製薬<
4507>、トヨタ自<7203>、花王<4452>、丸紅<8002>などが軟調。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 後場の日経平均は54円高でスタート、任天堂や川崎汽船が高い