[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21680.07;-7.03TOPIX;1721.67;-3.63

[後場の投資戦略]

 日経平均は底堅さが意識されているが、シリア情勢の緊迫化から再び内需に資金がシフトしており、手掛けづらさがうかがえる。ただ、中小型株の一角が買い戻されており、地合いはそれほど悪くなさそうである。後場は日銀のETF買い入れへの思惑から売り込みづらいほか、明日のオプションSQを控えて、仕掛け的な売買も限られるだろう。シリアについては米国による空爆を織り込んできていると考えられ、その中での底堅さゆえ、次第に押し目拾いのタイミングを探る流れに向かわせそうだ。

 また、内需シフトも、小売決算が今週でピークを通過するため、外需へのシフトを意識しておく必要がある。そのため、本日決算発表が予定されている安川電機<6506>の値動きに関心が集まる。動きが出てくるまでは、中小型株での短期的な値幅取り狙いが中心となろう。
(村瀬智一)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 地政学警戒も次第に押し目拾いのタイミングを探る流れに