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6日のNY市場は上昇。トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムへの関税導入を強行した場合、コーン国家経済会議委員長が辞任するとの思惑が報じられ下落に転じる場面もみられたが、その後はハイテク主導で切り返している。ダウ平均は9.36ドル高の24884.12、ナスダックは41.30ポイント高の7372.01。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の21635円。
コーン委員長が辞任する意向と各メディアが伝えており、円相場は1ドル105円台半ばへと円高に振れて推移している。シカゴ先物にサヤ寄せすることなく、やや弱含みの展開になる可能性がありそうだ。昨日はマドを空けての上昇から、5日線を捉えている。その後は同線での攻防から上げ幅を縮めているが、2日の急落局面で空けたマド
(21366-21645円)下限辺りでの攻防といった形だった。一目均衡表ではマドの中での推移となり、目先的には転換線が抵抗として意識されやすいだろう。ボリンジャーバンドでは-1σを上回ってきており、これをキープできればマド埋めから中心値(25日)を試すリバウンドが意識されてくる。ただし、バンドは下向きに推移しているため、早期にリバウンドを強めてくる必要がある。また、5日線に上値を抑えられる状態が続くと上値切り下げのトレンド形成となり、直近安値でのダブル・ボトムや200日線をサポートとしたボトム形成が危うくなる。まずはギャップ・アップで5日線を超えられるかが注目である。基本はマドの中での推移とみるが、抵抗が強まる可能性もあり、21200-21600円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 21600円−下限 21200円
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