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日銀が追加利上げを急がないとの見方を示したことが買い安心感につながり、外為市場で円安基調が続いたことも輸出株などの支えとなった。テクニカル面でも直近上値抵抗帯として意識されていた38500円付近を上抜けたこともポジティブに捉えられた可能性もある。
大引けの日経平均は前日比348.41円高の38885.15円となった。東証プライム市場の売買高は16億2632万株、売買代金は4兆541億円だった。業種別では、その他製品、パルプ・紙、証券・商品先物取引業が上昇した一方で、鉄鋼、海運業、機械が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は67.1%、対して値下がり銘柄は28.3%となっている。
個別では、アドバンテ<6857>やレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>などの一部の半導体関連株が堅調に推移。また、ファーストリテ<9983>、ソニーグループ<6758>、日立<6501>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、トヨタ自動車<7203>、サンリオ<8136>、東京電力HD<9501>などが上昇した。そのほか、高水準の自社株買い実施を発表した日清オイリオグループ<2602>が急騰、アステリア<3853>、アドバンスクリエイト<8798>、カルタHD<3688>、などが値上がり率上位となった。
一方、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など一部の海運株が軟調に推移。また、三井住友FG<8316>、フジクラ<5803>、川崎重工業<7012>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、日本製鉄<5401>、ソシオネクスト<6526>などが軟調に推移した。ほか、ミガロホールディングス<5535>、gumi<3903>、ジェイ・エス・ビー<3480>などが値下がり率上位となった。
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